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ONLY ONE ! -きらめき人物図鑑- Vol.2  「学生ピッチ甲子園全国大会」に出場した 伊藤 海音さんと佐藤 唯夏さん(ともに文理コース3年)

トピックス 24.06.06

「ONLY ONE! きらめき人物図鑑」の第2弾は、

4月28日に千葉県の幕張メッセで開催された「学生ピッチ甲子園全国大会※」に出場した 伊藤 海音さんと佐藤 唯夏さん(ともに文理コース3年)の2人です。

海音さんと唯夏さんは、今年の3月にSDGsの大会「SB Student Ambassador 全国大会」へ出場したということで、この欄で紹介したばかりの2人です。↓ ↓

文理コース2年生がSDGs 「SB Student Ambassador全国大会」に出場しました – 南光学園 東北高等学校 (tohoku.ed.jp)

 

彼女たちがすばらしいのは、ここからさらにその時の発表内容をさらにビジネスプランとして進化させてピッチ大会に臨んだこと💡

2年生の時から様々な場面でプレゼンテーション力を磨いてきました。そんな2人に全国大会での経験や今後の目標などについてお話を聞いてみました。

(※日本から世界を代表するスタートアップ企業を生み出すべく誕生した日本最大級の学生ピッチコンテスト。
各地の予選通過者が東京にて最終決戦を行い、優勝者には賞金として起業・事業資金1,000万が与えられる。)

 

 

伊藤 海音さん

 

佐藤 唯夏さん

 

<今回出場した「学生ピッチ甲子園全国大会」について、経緯や発表の内容を教えてください>

まず3月24日に利府イオンで行われた宮城大会で発表しました。その中から全国大会に出場する1組として私たちが選ばれました。幕張の全国大会に参加したのは全部で12組。大学生が多く、そのほとんどがすでに起業している方々ばかりでレベルの高さにビックリ😲

前回の大会の時は「チョークの粉で守る海水と海洋生物」という発表でしたが、今回はチョークの粉に貝殻を混ぜて作った固形物を海に溶かして、海水の酸性化を防ぐということにつなげようと考えました。

今回はそれをビジネスプランとして発表しなければならないので、いかに事業として成立させるかという点に苦心しました。

 

<するとビジネスとしてはどんな風に展開するんですか?>

私たちが考えたのは2パターンです。一つは漁師さんなどにその固形物を売って、海に撒いてもらう方法。これは漁師さんたちにとっても、自分たちが獲る海産物の品質が向上して、価値が上がるメリットがあります。もう一つはイベントとして計画すること。海岸などを訪れる親子をターゲットにして、この製品を使って海水を浄化するようなイベント企画して参加料をいただきます。こちらは値段設定も少し低くしようと考えました

(なるほど、ずいぶん具体的なところまで考えているんだなあと感心❗)

<この大会参加を通してどんなことを感じましたか>

審査員や参加者の方からは「今回は惜しくも入賞には至らなかったけれど、高校生にはなかなかない発想で良く考えられていて、すばらしい❗」「声が大きくてとても良いプレゼンテーションだった」と言っていただきました。私たちも緊張というよりは楽しく参加でき、プレゼンテーションがなんだか「楽しい😊😊」と感じるようになりました。

「自分はこんなふうに人に発信することが好きなんだ」ということを改めて感じました。こういうチャンスを与えてくれた先生にすごく感謝しています。

以前は、プレゼンテーションって堅苦しいものだと思っていましたが、高校でいろいろ体験させてもらううちにプレゼンテーションが「楽しいもの」「面白いもの」に変わりました。

2人のお話を聞いて、どんな分野でも「大きな舞台を体験することは、視野を広げ考えを深め大きな成長につながる」ということを改めて感じました。実際に、海音さんも唯夏さんも大学生や様々な起業家の方の考え方、生き方に触れ、大きく成長してきました。

海音さんは、薬剤師を目指そうか、起業を目指そうか迷いがあります。でも「今はまず薬剤師を目指し、その後じっくりと起業の道を模索する方法もあるのでは…」と思いはじめたそうです。

唯夏さんは教師になることを目指しています。自分たちも先生方から多くの貴重な機会を与えていただいたので、自分が教師になったら、生徒に多くの経験をさせられるようになりたい、と話してくれました。

高校でのこれらの貴重な体験は、二人のこれからの進路にとってきっと大きな財産となるはずです。今後のさらなる成長を期待しています❗❗