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わが人生七転び八起き!果報は動いて掴む! ~金村義明氏 講演会~
10月10日(金)元プロ野球選手の金村義明氏をお招きして 全コース全学年を対象に講演会を開催しました。
<金村義明氏のプロフィール>
報徳学園高校3年時はエースで4番、投打に活躍し夏の甲子園で全国制覇。
82年ドラフト1位で近鉄バファローズに入団。その後、中日、西武へと移籍し、99年現役を引退。 現在は「現場主義」をモットーに、野球評論を中心に幅広い分野で活躍されています。
そんな金村氏が「わが人生七転び八起き!果報は動いて掴む!」と題して
ご自分のこれまでの人生経験をお話してくださいました。
<野球さえしていれば・・・野球しか知らない野球バカ>
夏の甲子園優勝という輝かしい実績をひっさげて、ドラフト1位で近鉄に入団した金村氏ですが
周囲から妬まれ、寮で誰からも口をきいてもらえない辛い経験からスタートします。
それでも、野球さえしていれば実力主義の世界で生きていける・・・
そんな気持ちで何とかステップアップしていった金村氏。3球団を渡り歩きながら、実力と地位を確立していきます。
でもその頃、野球以外の事はすべてマネージャー任せ、野球しか知らない野球バカだったと振り返ります。
<どん底を経験して見つけた光>
西武ライオンズを退団すると、生活は一変します。
すぐに来ると思っていた次のオファーが、いくら待ってもどこからも来ません。収入は激減、そのうちに家にはいたたまれず公園で煙草を吸って暇をつぶすように・・・
この時考えていたのは、人への恨みや自分へのいら立ち マイナス思考の塊だったそうです。
そんな時に出会ったのが乙武洋匡氏の「五体不満足」という本でした。
<マイナス思考からプラス思考への転換>
本屋で偶然手に取った「五体不満足」を一気に読み切ると今までの考え方が一変します。
「よし!3年間で野球解説者になってやる!」
1年目は所属事務所もなく、単独で12球団すべてのキャンプ取材を敢行。今思えばこれは社会復帰のための旅でした。
そこからは懸命に努力を重ね、現在の金村氏へとつながります。
生徒の質問に答える金村氏
プロ野球という過酷な世界で様々な経験をした金村氏は
最後に私たちたちにこう語ってくださいました。
「人は気持ちひとつで 行動を起こし 変わることができる!」
飾らないストレートなその言葉が、私たちの心に力強く響きました。
貴重なお話をありがとうございました!
生徒会から御礼の言葉と花束贈呈