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ONLY ONE ! -きらめき人物図鑑- Vol.4 佐藤 歩さん(文教コース1年) 「空道」世界大会優勝

トピックス 23.06.15

第3回空道世界ジュニア選手権大会

U16 68kg級以下級 優勝!

今回の「ONLY ONE」シリーズ第4弾は、総合格闘技「空道」の世界チャンピオン文教コース1年の佐藤 歩さん(成田中出身)です。

佐藤君は今年の5月、東京の国立代々木第二体育館で行われた「第3回空道世界ジュニア選手権大会」アンダー16 68kg以下級に日本代表として出場し、見事優勝を果たしました。

 

※(きらめきナビ)

「空道(くうどう)」とは、現実の闘争を想定した21世紀日本生まれの“新しい武道”。認められる技は、突き技、蹴り技に加え、投げ技、頭突き、肘打ち、金的蹴り、寝技、寸止めマウントパンチ、関節技、絞め技などフルコンタクトで戦います。このように、様々な攻撃が認められる実戦的ルールですが、ただ己の強さだけを追求するのではなく、武道としての「社会性」、指定補助具やルール整備による競技としての「安全性」を兼ね備え、又、観る側のわかりやすさをも追求しています。

 

<そもそも空道を始めたきっかけは?>

 空道を始めたのは小学1年生です。この頃、周囲からちょっとからかわれたことにいちいち反応し、毎日けんかが絶えない生活だったのです。そんな姿を見かねた母が「少しでも自分に自信をもった優しい子に育ってほしい」という思いで家の近くの道場を探したところ、そこがたまたま「空道教室」だったのです。

 

<道場に通い始めて何かが変わりましたか?>

 通い始めてしばらくすると34歳年上の先輩の中に、自分が目標とするような人に出会いました。優しくてアドバイスや教え方もうまい。自分もこんな人になりたいと思いながら稽古を続けていくと、空道が本当に楽しくなり、厳しい練習でも前向きに取り組めるようになっていきました。

 そうすると、「そもそも何であんなつまんないことでけんかなんかしていたんだろう?」と思えるようになってきました。少しずつ自分に自信がついてきたのだと思います。さらに試合に勝てるようになっていくと、今までにはなかった「自分の生き方」が分かってきたような気がしました。自分が強くなっていくのが実感できるようになると同時に、素直に人に優しく接することができるようになってきたと思いました。すると厳しい練習に取り組むときも、心から楽しい時間と感じられるようになってきました。

 

「見事な上段蹴りが決まる」

 

<今回の世界大会に向けて何か取り組んだことは?>

 より高いレベルの「空道」を求め、毎日の練習に加えて「キックボクシング」のジムと「柔術」の道場に通い始めそれぞれの練習に取り組み始めました。他の格闘技を実際に体験し鍛錬を積むことで「空道」に対して何かしらの刺激やプラスになるのではないかと思ったのです。世界大会ではある程度その効果があったのではないかと思っています。

 

体が大きく力もある外国人選手に対して、コンタクトしても負けない体づくりにも取り組みました。実際に対戦してもそれほど体力の差は感じませんでした。準決勝は相手の反則もあり苦しい試合展開でしたが、何とか勝利できました。その分決勝では吹っ切れた気持ちで「思い切りやってやるぞ」と気力が充実し、順調に試合を進めることができたような気がします。優勝できたのは、指導くださっている先生や仲間をはじめ、関わってくれた多くの方々のおかげです。本当に感謝しています。

 

「優勝トロフィーを手に」

 

「白熱した試合展開」

 

<現在の東北高校での生活はいかがですか?>

 毎日が楽しくとても充実した生活を送っています。今後、空道でさらに大きく飛躍したいと思っているので、東北高校は私のように校外で活動する生徒をよく理解してくれて、支援してくれるので思い切り活動に専念することができとても助かっており有難く思っています。

 学校では「ライフル射撃部」に所属し、可能な限り活動していますが、顧問の先生も先輩や仲間たちも自分をよく理解してくれており、「空道」の試合や練習で部活に出られない時も快く送り出してくれます。

 

「ライバルの外国人選手とともに」

 

<最後に今後の目標は?>

 勉強、様々な活動、クラスの友達や仲間との生活など、高校生活を十分に楽しみながら将来の夢に向かって努力していきたいと思います。将来は自衛隊のような「人を助ける仕事」を目指しています。

空道の道場(教室)では、現在最年長なので年下の人たちを引っ張っていきながら、自分としてはさらに高みを目指して精進を続けていきたいと思います。

 

<インタビューを終えて>

佐藤君の第一印象は、いかにもきりっとした礼儀正しい高校生。話し方にも実直で誠実な人柄があらわれていると感じました。謙虚な話しぶりの中にも自分自身の生き方・あり方を見通し、目標に向かって着実に進もうとする姿に今後ますますの期待がふくらみます。